セルフホスト型サービス
sbondCo/Watcharr avatar
sbondCo/Watcharr

Watcharrは個人の視聴履歴をどこまで一元化できるか

ユーザー認証、モダンでクリーンな UI、非常にシンプルなセットアップを備えた、すべてのコンテンツ (映画、TV シリーズ、アニメ、ゲーム) のオープンソースで自己ホスト可能なウォッチ リスト。

スター 1,501フォーク 81GoGPL-3.0

ひと目でわかる

これは何?
映画、テレビシリーズ、アニメを中心に、視聴状態と評価を自分で管理するセルフホスト型のWebアプリを確認します。
誰に向いている?
映画やシリーズの視聴済み、視聴中、予定を一つの画面で管理したい人に向きます。ゲームまで扱う場合はIGDB向けの追加設定が必要で、READMEが案内するインストール文書とdocker-compose.ymlを先に確認してください。
商用利用できる?
条件付きでできます。GPL-3.0 はコピーレフトのライセンスで、これを含むソフトウェアを配布する場合、そのソフトウェアのソースコードを同じライセンスで公開する必要があります。配布せず社内で使うだけなら、この義務は生じません。
今もメンテナンスされている?
されています。最後のコミットは 3 日前です。
何の言語で書かれている?
主に Go です(GitHub の言語統計による)。

回答はプロジェクトの GitHub データ(最終同期:2026年9月14日)と当サイトの分析に基づくもので、法的助言ではありません。

オープンソース詳細解説

映画からゲームまでを同じ状態表に置く

Watcharrは、映画、テレビシリーズ、アニメを保存し、watched、watching、plannedなどの状態と評価を追跡するセルフホスト型の視聴リストです。READMEの説明では、ユーザー認証と現代的なUIを備え、GoとSvelte(Kit)で構成されています。コンテンツの保管場所を自分で持ちたい利用者にとって、サービスの用途は動画配信そのものではなく、視聴記録の管理にあります。

ゲームにも対応しますが、READMEは追加設定へのリンクとしてIGDBのserver_config/game-support-igdbを示しています。したがって、映画だけの用途とゲームを含める用途では初期作業が異なります。ゲームを主対象にするなら、導入時点で外部サービスの認証情報、設定項目、取得できるメタデータを確認しておくべきです。

GoとSvelte(Kit)を分けて見る理由

Watcharrはサーバー側をGo、画面側をSvelte(Kit)で作るとREADMEに明記されています。ただし、READMEだけでは内部API、データベースの種類、各コンポーネントの運用要件までは網羅されていません。技術名から性能や拡張性を推測せず、実際に起動したログと設定ファイルを基準に扱う必要があります。

認証があるため、単なるブラウザ上の一覧表よりもアカウント管理が導入判断に影響します。ユーザー名とパスワードの登録、ログイン後のセッション、複数ユーザーでの表示範囲を自分の環境で確認してください。READMEが認証の細部を説明していない部分は、実装や公式ドキュメントを追加確認する対象です。

公開デモの状態を評価材料にしすぎない

READMEはbeta.watcharr.appのデモを案内していますが、最新のdevビルドを動かすため新機能の試験中に不具合があり得ると説明しています。速度についてもデモは最悪条件のテスト場で、自分でホストすれば軽快になるというプロジェクト側の見解です。これは自ホスト環境の性能を保証する記述ではありません。

デモには固定のデモアカウントがなく、Not a user?からSign Upを表示して任意のユーザー名とパスワードで登録する手順です。READMEには2026年8月23日からホスト側の問題で数日停止する可能性も記されています。評価時はデモの可用性とWatcharr本体の能力を切り分け、スクリーンショットだけで速度や安定性を判断しないことが重要です。

Docker導入は公式設定入口から始める

セットアップ章はwatcharr.app/docs/category/installationを最新手順として案内し、Dockerを好む利用者にはリポジトリ内のdocker-compose.ymlを示しています。README本文だけから固定のdocker runコマンドを補うことはできません。Composeファイルのイメージ、ポート、ボリューム、環境変数を確認してから、自分の保存先へ置き換えてください。

初回起動では、Web画面が開くこと、ユーザー登録が完了すること、作品を検索または登録できることを順に確認します。ゲーム対応を有効にする場合はIGDB設定を別の試験として扱い、通常の映画・シリーズ管理が壊れていないかも確認します。外部公開をするなら、認証の実装だけで安全性が成立すると考えず、リバースプロキシとアクセス制御を自分の構成で検討する必要があります。

コミュニティ製ツールは境界を分けて導入する

READMEにはCommunity Made Toolsの章があり、Watcharr本体とは別にコミュニティ製の道具が存在することを示しています。具体的な対応範囲や保守担当が一つの表にまとまっているわけではないため、補助ツールを導入する場合は本体のリリース、ツールのリポジトリ、データ形式の互換性を個別に確認してください。

機能要望の多くはGitHubのproject boardで追跡され、FEATURES.mdには現在の機能一覧があります。開発中のdevブランチを試す場合は、一覧にある機能が安定版で使えるとは限りません。採用前に自分が必要とする操作を、作品追加、評価、状態変更、検索、削除の小さな検証表に落とすと、期待と実装のずれを見つけやすくなります。

GPLv3とサポート窓口を運用に組み込む

WatcharrのライセンスはGPLv3です。再配布や改変の条件を確認する際は、リポジトリ直下のLICENSEとGNUのライセンス本文を参照します。ライセンスは認証、個人データ、外部APIの取り扱いを保証するものではないため、視聴履歴を保存する場所とバックアップ権限は運用者が決める事項です。

サポートはMatrixのWatcharrスペースが案内されています。バグや質問を出すときは、Watcharrの版、devかどうか、composeの設定、再現する作品種別、ログイン後の操作を添えてください。これらが揃えば、本体の問題とIGDBやデモ環境の問題を分けて相談できます。ユーザー削除後に関連する作品記録がどう扱われるかはREADMEに詳しくないため、導入した版で確認してから共有範囲を広げます。

Watcharr固有の受入れテスト

Watcharrでは、登録したユーザーで映画を一件追加し、watchingからwatchedへ状態を変え、評価と検索結果を確認します。次にテレビシリーズとアニメを一件ずつ登録し、作品詳細から一覧へ戻ったときの状態を確認します。ゲームを使う場合はIGDB設定を有効にした版を分け、ゲーム情報が映画の一覧や認証を壊さないことを確認します。

編集部の結論

映画やシリーズの視聴済み、視聴中、予定を一つの画面で管理したい人に向きます。ゲームまで扱う場合はIGDB向けの追加設定が必要で、READMEが案内するインストール文書とdocker-compose.ymlを先に確認してください。公開デモはdevビルドで、2026年8月時点では停止の注意書きもあるため、評価は自分のインスタンスでログイン、登録、作品登録、状態変更まで試して判断します。

公式情報源

  1. Official documentation
  2. Official README
  3. Project repository
  4. Release notes
コミュニティノート

コミュニティノート