Midea AC LANは、M-Smart家電をHome AssistantからLAN操作する
プロジェクト概要:ローカル エリア ネットワーク経由で美的 M-Smart デバイス (エアコン、ファン、給湯器、洗濯機など) を自動構成し、制御します。
ひと目でわかる
- これは何?
- Midea AC LANの自動検出、ローカルTCP接続、Home Assistantへの導入、対応機器、トークンAPI停止の警告をREADMEの記載から確認する。
- 誰に向いている?
- Midea AC LANは、Midea M-Smart家電をHome Assistantの画面から扱い、状態同期を家庭内LANに寄せたい人に向きます。ただし新しい機器の追加はNetHome PlusのトークンAPIに依存し、そのAPIも順次閉鎖されるとREADMEは警告しています。
- 商用利用できる?
- できます。MIT は寛容なライセンスで、著作権表示とライセンス表示を残せば、使用・改変・販売が可能です。
- 今もメンテナンスされている?
- されています。最後のコミットは 1 日前です。
- 何の言語で書かれている?
- 主に Python です(GitHub の言語統計による)。
回答はプロジェクトの GitHub データ(最終同期:2026年9月18日)と当サイトの分析に基づくもので、法的助言ではありません。
オープンソース詳細解説
Home Assistantから家電をLANで扱う構成
wuwentao/midea_ac_lanは、エアコン、ファン、給湯器、洗濯機などのMidea M-Smart機器をローカルネットワーク経由で制御するPython製のHome Assistant統合です。Home Assistantの設定フローUIで機器を自動検出して設定し、長いTCP接続で家電の状態を同期するとREADMEは説明しています。
この構成では、Home Assistantが操作画面と自動化の中心になり、Midea AC LANが機器との通信を担当します。READMEは追加センサーやスイッチも挙げていますが、すべての機器が同じ機能を持つとは書いていません。家電の型番ごとの対応機能は、タイプ別のdoc文書で確認する必要があります。
新しい機器を追加する前にトークンを確認する
READMEの最初の注意事項は、サーバー側のトークンAPIに関するものです。MideaはMeiju CloudとSmarthome CloudのAPIを閉鎖し、現在は新しい機器の追加にNetHome Plus cloud Token APIを使っていると説明されています。しかし、このAPIも順次閉鎖される見込みで、将来は新しい機器を追加できなくなる可能性があります。閉鎖時期はREADMEに具体的に記載されていません。
追加済みの機器については、特にv3機器の.json設定ファイルをHAOSの外にあるバックアップ先へコピーするよう求めています。v1 LAN APIでは暗号化済み通信を前提にトークンの有効期限を設定していなかったこと、クラックされたクライアント暗号化を使うHAプラグインが多いことが理由として説明されています。既存機器を使えることと、新規機器を追加できることは別の条件です。
旧統合からの移行は機器を残して行う
georgezhao2010/midea_ac_lanからの更新手順は、古い統合を削除し、現在の統合をインストールしてHome Assistantを再起動する流れです。READMEは、既存の機器が削除されず、再検出や再追加は不要だと説明しています。機器の項目が見つからない場合は、設定、デバイスとサービス、Midea AC LAN、デバイス、設定の順に開いて有効化します。
移行前には、Home Assistantのバックアップと機器設定の保存を先に行うべきです。READMEが保証しているのは既存機器を保持する手順であり、すべてのカスタム設定や自動化がそのまま動くことではありません。統合の版を固定し、再起動後に機器の状態、センサー、スイッチ、自動化の各結果を確認してください。
HACS、スクリプト、手動配置の三つの導入法
READMEは三つの導入方法を示しています。HACSでは、Home AssistantにHACSを入れた上で統合を追加し、再起動します。スクリプト方式では、HA TerminalまたはSSH add-onでwget -O - https://github.com/wuwentao/midea_ac_lan/raw/main/scripts/install.sh | ARCHIVE_TAG=latest bash -を実行します。手動方式では最新リリースのmidea_ac_lan.zipを取得し、/custom_components/midea_ac_lanへ配置して再起動します。
導入後は設定、デバイスとサービス、統合、Midea AC Lanから初期設定を行い、機器を追加します。Home Assistant 2024.4.1以上が必要です。どの方法でも、インストールできたことと機器を操作できることは別の確認です。再起動、統合の読み込み、ネットワーク検出、家電の応答を順に記録してください。
静的IP、ポート6444、30秒更新の意味
機器追加前に、ルーターで家電へ静的IPアドレスを割り当てるようREADMEは推奨しています。設定フローでは、MideaクラウドからTokenとKeyを取得するため、Mideaアカウントとパスワードを入力する場合があります。すべての機器を設定した後は、アカウント設定を削除しても家電の利用に影響しないと説明されています。
自動検出は同じサブネットの機器を一覧表示し、手動設定では機器コード、種類、IPアドレス、ポート、プロトコル版、Token、Keyを入力します。既定ポートは6444です。状態の能動更新は既定30秒で、0にすると無効になり、短い間隔では消費電力が増える可能性があります。接続の安定性と家電側の負荷を見ながら設定値を決める必要があります。
35タイプと追加機能を型番ごとに分けて読む
READMEにはMidea、Carrier、Toshiba、Electroluxなど16ブランドと、エアコン、洗濯機、給湯器、冷蔵庫、ファンなど35の機器タイプが列挙されています。タイプ別の文書にはID、機能、対応項目へのリンクがあります。追加センサーやスイッチの有無、JSON形式のカスタマイズが可能かどうかは機器によって異なります。
例としてrefresh_intervalを15、fan_speedを100にするJSONが掲載されていますが、これはすべての家電に適用できる設定として読むべきではありません。型番とタイプ文書を照合し、設定後にHome Assistantで表示されるエンティティを確認してください。ローカル制御を選んでも、初期のTokenとKey取得にはクラウドAPIが関係する場合がある点を運用手順に残す必要があります。
MITライセンスと将来の保守リスク
開発者向けにはuvとセットアップスクリプトが使われ、詳細な環境構築、Home Assistantのローカル実行、コード規約、コミット規則はCONTRIBUTING.md、デバッグとテストはdoc/debug.mdへ案内されています。ライセンスはMITで、著作権表示と許諾表示を残す条件で利用、変更、配布などができます。保証はありません。
メタデータではリポジトリはアーカイブされておらず、1,861スター、159フォーク、136件のオープンIssue、最新リリースv2026.8.0が示されています。活動量は導入の参考ですが、MideaのクラウドAPIがいつまで使えるかを保証しません。採用時は、今ある機器の設定JSONをバックアップし、新しい機器の追加が止まった場合の代替策を先に決めるのが実務的です。
編集部の結論
Midea AC LANは、Midea M-Smart家電をHome Assistantの画面から扱い、状態同期を家庭内LANに寄せたい人に向きます。ただし新しい機器の追加はNetHome PlusのトークンAPIに依存し、そのAPIも順次閉鎖されるとREADMEは警告しています。導入前にHome Assistantの版、機器の対応表、設定JSONのバックアップ、クラウド資格情報の削除手順を確認してください。
コミュニティノート