Bangle.ioはブラウザ内WYSIWYGでMarkdownをローカル保存するノートアプリ
メモをマークダウン形式でローカルに保存する、Web 専用の WYSIWYG メモ作成アプリです。 v2:。
ひと目でわかる
- これは何?
- ElectronなしのWebのみ構成。ノートを人間が読めるMarkdownでコンピュータに保存し、姉妹プロジェクトbangle.devのエディタでリッチテキスト表示。AGPL-3.0。
- 誰に向いている?
- ブラウザだけでローカルMarkdownノートを書きたい人向けです。同期、バックアップ、モバイル手順はREADME未説明です。
- 商用利用できる?
- 厳しい条件付きでできます。AGPL-3.0 はネットワーク型コピーレフトのライセンスで、改変版をホスティングサービスなどとしてネットワーク越しに利用させる場合、その利用者にソースコードを同じライセンスで提供する必要があります。
- 今もメンテナンスされている?
- されています。最後のコミットは 5 日前です。
- 何の言語で書かれている?
- 主に TypeScript です(GitHub の言語統計による)。
回答はプロジェクトの GitHub データ(最終同期:2026年9月15日)と当サイトの分析に基づくもので、法的助言ではありません。
オープンソース詳細解説
Notion風に見えてファイルは手元のMarkdown
READMEはBangle.ioをモダンなWebベースのノート作成プラットフォーム、と呼びます。リポジトリ説明はより具体的で、ノートをMarkdown形式でローカルに保存するWeb onlyのWYSIWYGノートアプリ、v2:、とあります。You own your notes節では、コンピュータ上で直接ノートを変更する、Think Notion, but local only、とREADMEが説明します。保存形式は人間が読めるMarkdownで、データロックインを避ける、とも書いています。
公式利用入口はhttps://bangle.io(READMEはhttp://Bangle.ioとも表記)、ライセンスAGPL-3.0、言語はTypeScript、デフォルトブランチmainです。素材取得時点でReleases一覧は空、pushedAtも空です。ElectronラッパーなしでWebのみ、という主張がPortability節とUsage節で繰り返されます。
bangle.devがリッチテキスト表示を担う
Not your usual note taking app節では、Markdownで保存しつつWYSIWYGでリッチテキストとして見せる、とREADMEが説明します。モダンなリッチテキストエディタとして姉妹プロジェクトbangle.dev(github.com/bangle-io/bangle.dev)を使い、NotionやDropbox Paperのような強力なエディタを目指す、とREADMEは両サービス名を出しています。リアルタイム協調編集にも言及がありますが、同期方式や競合解決の手順はREADMEが詳述していません。
bangle.dev依存がエディタ能力の核心です。README上の比較は目指す見た目の話であり、Notion機能の同等を保証するものではありません。協調編集を採用理由にするなら、READMEに無いプロトコルを推測で補わない必要があります。
Electronを使わず10000ファイル例を開かせる
Portability節はElectronを使わずWebと速度を優先する、とREADMEにあります。数千のノートを投げても問題なく動く、と性能を主張し、重い例としてZettelkasten-Method/10000-markdown-filesを開いて試す、と具体リポジトリ名を出しています。Usage節はアプリ利用をhttps://bangle.ioへ誘導するだけで、デスクトップインストーラ手順はありません。
READMEはベンチマーク数値、測定環境、オフラインPWA、モバイルアプリに触れていません。性能主張を採用理由にするなら、自分のマシンで10000-markdown-filesを開き、初回表示と検索の応答を記録する必要があります。ホスト型bangle.ioとcloneした開発サーバーで、同じフォルダを開いたときの差もREADMEは説明していません。
pnpm startはlocalhost:5173、worktreeはdev-ports.js
Development節はpnpm installで依存を入れ、pnpm startでlocalhost:5173に開発インスタンスを起動する、とREADMEにあります。並行worktreeを使う場合は、先にeval "$(node scripts/dev-ports.js --env)"を実行し、dev、preview、Storybook、Playwrightサーバーへそのworktree用の決定的なポートを割り当てる、とも書いています。詳細はCONTRIBUTING.md、設計メモはRANT.mdへ参照されています。
検証の入口はリポジトリclone後のpnpm installとpnpm startです。ブラウザでlocalhost:5173を開き、新規ノートを作り、保存先ディレクトリに.mdが現れるかを見ます。並行worktreeではscripts/dev-ports.js --envの出力を保存し、5173以外へ割り当てられたポートで衝突しないかを確認します。
コミュニティ拡張はcoming out soonの但し書き
Extensibility節は、Webアプリながら拡張で伸ばす設計で、コミュニティ拡張が近日公開予定(README原文はcoming out soon)、とあります。拡張APIの型、マーケットプレイス、既存拡張の一覧はREADMEにありません。拡張が必須要件なら、この但し書きを踏まえ待つか、エディタ層のbangle.dev側を読む必要があります。
README末尾にはFirst item、Second itemといったプレースホルダ風の番号リストが残っています。機能説明としては使えず、文書が未整理な箇所がある、という観察に留めます。採用判断ではUsageのhttps://bangle.ioとDevelopmentのpnpm手順だけを手順として扱い、番号リストは無視します。
同期とバックアップ手順はREADMEに無い
READMEが説明するのはローカルMarkdownとロックイン回避が中心で、クラウド同期、自動バックアップ、モバイルアクセスの手順には触れていません。ホスト型bangle.ioと、ディスク上のファイルを別エディタで直接編集したときの競合もREADME上は薄いです。利用者はノート保存パスとバックアップを自分で決める必要があります。
深掘り記事として、READMEが約束する範囲(ローカルMarkdown、WYSIWYG、pnpm開発サーバー)と、約束しない範囲(同期、数値付き性能、拡張公開日)を分けて読むのが本稿の目的です。チーム共有が先決なら、このリポジトリ単体では足りません。
AGPL-3.0改変配布はCONTRIBUTING.mdとセット
ライセンスはAGPL-3.0とREADMEに明記されています。ネットワーク経由で改変版を提供する場合の義務は、法律相談ではなくLICENSE全文で確認する必要があります。開発参加の手順はCONTRIBUTING.md、口調の強い設計メモはRANT.mdです。v2というリポジトリ説明とREADME本文の対応関係は、README側ではほぼ説明されていません。
確認記録には、pnpmの版、localhost:5173で作ったノートのファイルパス、10000-markdown-filesを開いたときの待ち時間、eval "$(node scripts/dev-ports.js --env)"のポート表を残します。READMEに無い性能保証や同期方式を推測で補わず、観測と未確認を分けて判断します。
Bangle.ioを確認するときは、READMEが示すエディターの用途と、保存先や同期機能を別々に扱います。サンプル文書で見出し、リンク、画像、コードブロックを編集し、再起動後に内容とカーソル位置がどう戻るかを記録します。ブラウザで動かす場合は、対象のリポジトリにある起動手順、依存パッケージ、ビルド出力を確認します。Markdownの表示結果が期待通りでも、長い文書や日本語入力、貼り付け操作の挙動まではREADMEの説明から保証できません。利用する機能を一つずつ固定し、編集元のMarkdownと生成された表示を比較してから既存の文書運用へ組み込みます。
編集部の結論
ブラウザだけでローカルMarkdownノートを書きたい人向けです。同期、バックアップ、モバイル手順はREADME未説明です。pnpm installとpnpm startでlocalhost:5173を起動し、新規ノートがディスク上のMarkdownになるかを確認してください。
コミュニティノート