Basic Memory:MarkdownとMCPでAIの記憶をファイル化する
実際に記憶しているAI会話。 AI にプロジェクトを再度説明する必要はありません。 Discord に参加してください:
ひと目でわかる
- これは何?
- basicmachines-co/basic-memoryは、人とAIが同じMarkdownを読み書きし、wikilinkと意味検索で知識グラフを育てるMCPネイティブのPythonツールです。
- 誰に向いている?
- Claude、Codex、CursorなどMCP対応クライアントから同じMarkdownノートを読み書きしたい人向けです。モバイル単体でローカル完結を求める人や、FastMCP 4のprerelease依存を避けたい人には合いにくいです。
- 商用利用できる?
- 厳しい条件付きでできます。AGPL-3.0 はネットワーク型コピーレフトのライセンスで、改変版をホスティングサービスなどとしてネットワーク越しに利用させる場合、その利用者にソースコードを同じライセンスで提供する必要があります。
- 今もメンテナンスされている?
- されています。直近 1 日以内に新しいコミットがあります。
- 何の言語で書かれている?
- 主に Python です(GitHub の言語統計による)。
回答はプロジェクトの GitHub データ(最終同期:2026年9月15日)と当サイトの分析に基づくもので、法的助言ではありません。
オープンソース詳細解説
ローカルMarkdownをAIと人が共有する設計
Basic Memoryは、AIが参照できる知識をディスク上のプレーンテキストMarkdownとして保存するPythonプロジェクトです。READMEは、ユーザーとAIの両方が同じファイルを読み書きし、セッションをまたいで文脈を引き継ぐ仕組みと説明しています。Model Context Protocol(MCP)経由でClaude、Codex、Cursor、ChatGPTなどに接続します。READMEが挙げる性質は、ローカルファースト、双方向同期、観察とwikilinkから成る知識グラフ、意味検索、MCPネイティブ、Progressive tool discovery、任意のクラウド同期です。README冒頭のキャッチコピーYour AI never forgets againは製品方向性の表明であり、ベンチマーク結果ではありません。リポジトリメタデータはREADME/README時点で約3,790スター、266フォーク、81件のopen issueと読めますが、README自体に利用統計はありません。MCP名として io.github.basicmachines-co/basic-memory がREADMEに記載され、mcptoplist.comへのリンクもあります。
クラウド版とuvによるローカル版の二経路
READMEはBasic Memory Cloudとローカルインストールの二経路を並べます。クラウドはbasicmemory.comで30秒セットアップ、月額15ドル(ベータ期間中は料金固定、年払い12.50ドル/月表記あり)、7日間無料トライアル、WorkOS AuthKit、Neon Postgres、Tigris S3上でホストされると記載されています。OSS利用者向けにBMFOSSコードで3か月20%割引、Teams向け共有ワークスペースの告知もREADMEにあります。ローカルはAGPL-3.0の下で無料、データはすべてディスク上、uv経由のPythonが必要、エアギャップでも使えるとREADMEは書きます。インストール例は次のとおりです。
uv tool install basic-memory --prerelease=allow
READMEは、Basic Memory 0.23がFastMCP 4のprereleaseに依存するため、このフラグがないとuvが古い版を静かに入れると警告しています。uvxやuv tool upgradeでも同フラグが必要と明記されています。Milvusへ意味ベクトルを置くPostgres構成では uv tool install "basic-memory[milvus]" --prerelease=allow が示されています。Cloud vs local表では、モバイルアクセスはクラウドのみ、スナップショットはクラウド組み込み/ローカルは自作と対比されています。
エンティティ、観察、関係というMarkdown文法
Basic Memoryは知識ファイルの文法をREADMEで定義します。各ファイルはエンティティで、frontmatterにtitle、type、permalink、任意のtagsがあります。本文には観察(カテゴリやタグ付きの事実)と関係(他エンティティへのwikiリンク)を書きます。READMEのコーヒー抽出例は、会話から構造化ファイルが生まれる流れを示しています。関係は単一トークンのtypeか、引用符付きの複数語typeを取り、裸リンクはlinks_toとして索引化されます。README上、これが提供される主要な構文です。Obsidianは追加設定なしで同じMarkdownを読めるとREADMEは付記しています。
MCPツール群とクライアント設定
Basic MemoryはMCPクライアント向けに複数ツールを公開します。READMEは、内容操作(write、read、edit、move、delete)、検索と発見、知識グラフ文脈構築、プロジェクト管理、スキーマ操作、互換性診断のカテゴリを列挙します。各ツールにはread-only、destructive、idempotent、open-worldなどのヒントが付き、エージェントが試行錯誤せず選べるとREADMEは説明します。Claude Desktop、Claude Code、Codex CLI、Cursor、VS Code、ChatGPT向けの設定断片もREADMEにあります。ローカル接続の中心は uvx basic-memory mcp をMCPサーバーとして登録する形です。ノートの既定保存先は ~/basic-memory とREADMEに書かれています。
意味検索、スキーマ、自動更新の最近の追加
READMEはv0.18からv0.20付近の変更も触れます。自動更新は24時間ごとにuv toolとHomebrewインストールを確認し、手動の bm update も用意されています。意味ベクトル検索はハイブリッド全文+ベクトル順位付けで、FastEmbed埋め込みとSQLiteまたはPostgresを使うとREADMEにあります。任意のcross-encoder rerankerは精度向上の代わりに遅延とモデル取得が増えるため、既定では無効と説明されています。スキーマ系では schema_infer、schema_validate、schema_diff がREADMEに列挙され、CLIは --json 出力とプロジェクトダッシュボードへ刷新されたとあります。性能数値やベンチマーク表はREADMEには載っていません。
最小匿名テレメトリとAGPL-3.0
READMEによるとBasic Memoryは、CLIからクラウドへの転換を理解するための最小限の匿名イベントのみを収集します。ファイル内容、ノートタイトル、知識庫データ、個人識別情報、IPアドレス、コマンド単位の追跡は収集しないと明記されています。イベントはUmami Cloudへバックグラウンド送信され、環境変数 BASIC_MEMORY_NO_PROMOS=1 で無効化できます。ライセンスはAGPL-3.0で、ネットワーク経由で改変版を提供する場合にソース開示義務が生じる点はLICENSE本文を読む必要があります。READMEに性能保証やセキュリティ監査結果は記載されていません。
Basic Memory 0.23.2での導入確認手順
試用ではまず uv tool install basic-memory --prerelease=allow を実行し、basic-memory --version がREADME/README取得時点の v0.23.2 付近かを確認します。テスト用ディレクトリで uvx basic-memory mcp を起動し、Claude DesktopやCursorのMCP設定にサーバー行を追加して、writeツールで ~/basic-memory 配下にノートを1件作成できるかを見ます。wikilinkを含むMarkdownを書いたあと、searchツールで意味検索が返るか、schema_validate が通るかを記録してください。FastMCP 4 prereleaseを避けるなら、この時点で依存解決ログに fastmcp の版が出ているかも保存します。bm update 手動更新と24時間自動更新のどちらが有効か、BASIC_MEMORY_NO_PROMOS=1 でテレメトリが止まるかも環境変数を変えて確認します。クラウド同期を試す場合はbasicmemory.com側のエクスポート手順と、ローカルMarkdownが同一形式のまま戻るか、rclone同期で競合解決がREADMEどおり動くかを別途確認します。Milvus extraを使うなら Postgres と Milvus の接続文字列をセットしたうえで hybrid 検索結果を保存してください。
Works with表とクライアント別トランスポート
READMEのWorks with the tools you already use表は、Cloud web app、Claude Desktop、Claude Code、Codex、Cursor、VS Code、ChatGPTなどを列挙し、stdio/http/httpsなどトランスポートを分けています。Obsidianは追加設定なしでMarkdownを読めるとREADMEは繰り返します。各クライアント設定断片はREADME内のアンカー(Claude Desktop、Claude Code等)から辿れますが、古いクライアント版でMCPが未対応の場合はREADME外の制約になります。Deepwiki.comへのリンクもREADMEにあり、外部解説を参照できます。
編集部の結論
Claude、Codex、CursorなどMCP対応クライアントから同じMarkdownノートを読み書きしたい人向けです。モバイル単体でローカル完結を求める人や、FastMCP 4のprerelease依存を避けたい人には合いにくいです。まずuv tool install basic-memory --prerelease=allowで試し、~/basic-memoryへの書き込み、wikilink、uvx basic-memory mcp接続を確認してからクラウド同期を検討してください。
コミュニティノート