CLIツール
calesthio/Crucix avatar
calesthio/Crucix

Crucix:27の公開情報源を自分のマシンで15分ごとに集約する

あなたの専属諜報員。複数のデータ ソースから世界を監視し、何か変化があったときに ping を送信します。

スター 11,704フォーク 1,826JavaScriptAGPL-3.0

ひと目でわかる

これは何?
calesthio/Crucixは衛星火災、航空、放射線、市場、紛争などを並列取得し、localhost:3117のダッシュボードへ出すJavaScript製のローカル監視盤です。クラウド契約は前提にしていません。
誰に向いている?
公開OSINTフィードを自分のNodeプロセスで束ね、15分間隔のスイープとlocalhost:3117の画面で変化を見たい個人に向きます。網羅性や通知遅延を業務保証として求める用途、公式トークンがあると称する勧誘には向きません。
商用利用できる?
厳しい条件付きでできます。AGPL-3.0 はネットワーク型コピーレフトのライセンスで、改変版をホスティングサービスなどとしてネットワーク越しに利用させる場合、その利用者にソースコードを同じライセンスで提供する必要があります。
今もメンテナンスされている?
されています。最後のコミットは 119 日前です。
何の言語で書かれている?
主に JavaScript です(GitHub の言語統計による)。

回答はプロジェクトの GitHub データ(最終同期:2026年9月15日)と当サイトの分析に基づくもので、法的助言ではありません。

オープンソース詳細解説

27フィードを自マシンへ引き、クラウド契約を置かない

CrucixのREADMEは Your own intelligence terminal. 27 sources. One command. Zero cloud. と名乗ります。衛星の火災検知、フライト追跡、放射線、衛星コンステレーション、経済指標、市場価格、紛争、制裁リスト、ソーシャル感情などを、27の公開情報源から並列に取り、15分ごとに更新し、Jarvis風の単一ダッシュボードへ描く、というのが自己説明です。公開デモは https://www.crucix.live/ で、ローカルに落とす前に触ってよい、と案内されています。

対象読者として研究者、記者、トレーダー、OSINT分析者、予算に依存せず情報を見たい人を挙げています。散らばった政府APIや研究機関のフィードを個別に開く時間がない、という問題設定です。有料の企業プラットフォームや機密区分の代替ではありません。各ソースの利用規約とレート制限は Crucix 側では決まりません。

入口コマンドは node server.mjs です。依存は README 上 Express だけ。Node.js 22以上(native fetch、top-level await、ESM)が要件です。テレメトリ無し、サブスクリプション無し、と書いてある一方、外部APIキーを .env に入れる手順があるので、「何も外部へ出さない」とまでは読めません。キーを渡した先のサービスはそれぞれの事業者です。

clone、.env、npm run dev、localhost:3117

Quick Startは git clone https://github.com/calesthio/Crucix.git、cd Crucix、npm install、cp .env.example .env、npm run dev です。ダッシュボードは http://localhost:3117 で自動的に開き、最初の intelligence sweep を始めます。27ソースを並列問い合わせ、所要はだいたい30から60秒。完了まで画面は空に見えます。その後はSSE(Server-Sent Events)で15分ごとに自動更新し、手動リロードは不要とあります。

npm run dev が何も出さず終了する場合は、node --trace-warnings server.mjs を直接実行します。npm のスクリプトランナーがエラーを飲み込む環境(特に Windows の PowerShell)向けです。切り分けには node diag.mjs があり、Node版、モジュールimport、ポート空きを個別に調べます。

Docker は同じ clone と .env のあと docker compose up -d です。画面は同じく localhost:3117。スイープ結果は ./runs/ をボリュームマウントして残し、ヘルスチェック用エンドポイント付き、と README があります。Compose と npm run dev で設定が完全一致する保証は書かれていないので、最初は一方に固定した方が原因切り分けが簡単です。

公式トークンもNFTも発行していない

Token / Asset Warning は独立した警告です。Crucixは公式のトークン、コイン、NFT、airdrop、プレセール、その他のブロックチェーン資産を立ち上げていない、と明記しています。名前やロゴを使った第三者の資産は無関係です。買う、宣伝する、ウォレット接続、署名、送金を、第三者の投稿やDM、サイトを根拠にしないでほしい、とあります。

ダッシュボードが市場データやレバレッジ可能なアイデアを出すことと、プロジェクト自身がトークンを売っていることは別です。ライブ市場は Yahoo Finance 経由で、APIキー不要と README の機能表にあります。LLMを繋ぐと取引アイデアを生成し、繋がなければシグナル相関のアイデアになる、とも書いてあります。投資助言の契約ではありません。

Telegram と Discord へ多段アラートを送り、携帯から /brief や /sweep に応答する、という双方向アシスタントの説明もあります。これを有効にするなら、ボットトークンとAPIキーの置き場は .env です。リポジトリへコミットしない、画面やログに秘密値を出さない、無効キーでエラー文を確認する、が最低限の切り分けです。

VISUALS LITEは描画だけ落とし、27ソースは残す

What You Get の Live Dashboard は Globe.gl の3D地球(大気、星、回転)と平面地図の切替、9種のマーカー(火災、航空、放射線、海上チョークポイント、SDR、OSINT、健康警報、位置付きニュース、紛争)、航空回廊の弧、地域フィルタ(World、Americas、Europe、Middle East、Asia Pacific、Africa)を挙げています。OSINTは17のTelegramチャンネル(英語)から、ニュースティッカーはRSSとGDELTとTelegramのマージです。Nuclear watch は Safecast と EPA RadNet、Space watch は CelesTrak(打ち上げ、ISS、軍事コンステ、Starlink/OneWeb数)です。

上バーの VISUALS FULL / VISUALS LITE は描画だけを変えます。データ源の削減やスイープ範囲の縮小はしない、と明記されています。LITEでは装飾背景、blur、ロゴ点滅や紛争リング、地球の自動回転、飛行弧の破線アニメを止め、ニュースとOSINTを静的リストにします。モバイルでは LITE が地球表示を平面地図へ強制し、以降の読み込みも平面開始になります。設定はブラウザの local storage に残ります。

自動更新は既定15分で、各サイクルは27ソースを並列取得します。取得した README はこの直後で文が切れ、並列取得の所要秒数の続きは素材にありません。間隔を短くすると情報源のレート制限とローカル負荷が先に表面化します。変更手順は断片に無いので、既定の15分、SSEによる画面更新、初回の空表示、の三点を先に記録してください。

Express一本と./runs/に残るスイープ

依存が Express だけの小さな構成は、導入は軽い一方、価値は外部フィードとキーの品質に寄ります。README はデータベース製品名やキュー、失敗時の再送プロトコルを、取得断片のなかでは詳しく書いていません。画面の最新スイープと ./runs/ の永続がどこまで一致するかは、Docker 経路の volume 説明以外は自分で確認する必要があります。永続を前提にした監査ログ用途には、記載が足りません。

更新前は .env の変数名一覧(値そのものではなく)と Node 版、lock ファイルを固定します。更新後は localhost:3117 の表示、対象ソース一件の取得、手動更新、15分SSE、失敗ソースを成功扱いにしていないかを見ます。diag.mjs がポート衝突を報告するなら、3117 を占有しているプロセスを先に潰します。

公開デモ crucix.live とローカル stack のソース集合が常に同一かは、README は「デモを先に触れ」としか書いていません。キー未設定のソースは空のまま残る可能性があるので、27という数字を「自分の .env ですべて生きている」と読まない方がよいです。

AGPL-3.0は改変サーバー公開時にソース開示が付く

メタデータのライセンスは AGPL-3.0 です。MITのツールとは違い、改変した Crucix をネットワークサービスとして他人に提供するなら、対応するソースを開示する義務が典型的に付きます。社内LANの個人ダッシュボードでも、条項の解釈は法務の領域です。README はライセンス本文を再掲していないので、採用前に GitHub の LICENSE を直接読んでください。リリース一覧は取得時点で空です。版タグに頼れないため、clone したコミットハッシュを記録する必要があります。

デフォルトブランチは master、言語は JavaScript、homepage は https://crucix.live です。X と Discord のリンクもあります。サポート契約やSLA、第三者監査は README にありません。衛星や紛争フィードの欠測を、アプリのバグとして扱う前に、上流APIの状態を切り分ける必要があります。

Crucix を試す最短確認は次です。Node 22 で npm install と cp .env.example .env。npm run dev が黙って死ぬなら node --trace-warnings server.mjs。http://localhost:3117 が開き、30秒以上空でも待ち、最初のスイープ完了後にマーカーかティッカーが動くか。VISUALS LITE で地球回転が止まるか。トークン勧誘を見たら README の Token / Asset Warning と照合する。この範囲を越える業務監視の保証は、文書にありません。

編集部の結論

公開OSINTフィードを自分のNodeプロセスで束ね、15分間隔のスイープとlocalhost:3117の画面で変化を見たい個人に向きます。網羅性や通知遅延を業務保証として求める用途、公式トークンがあると称する勧誘には向きません。git cloneのあとcp .env.example .env、npm run dev、失敗時はnode --trace-warnings server.mjsとnode diag.mjsを先に通し、初回スイープが30から60秒空の画面のままなのを仕様として確認してください。

公式情報源

  1. Official documentation
  2. Official README
  3. Project repository
コミュニティノート

コミュニティノート