Ente:オープンソースのエンドツーエンド暗号化クラウドアプリ
すべてをエンドツーエンドで暗号化されたクラウド。このプラットフォーム上に、これまでのところ、Ente Photos (Apple および Google Photos の代替)、Ente Locker (最も重要なドキュメントと資格情報を保管する安全なスペース)、および Ente Auth (非推奨の Authy の 2FA 代替) の 3 つのアプリを構築しました。
ひと目でわかる
- これは何?
- Photos、Auth、Locker、そしてサーバーを含むモノレポ、AGPL-3.0ライセンス。
- 誰に向いている?
- Enteは、エンドツーエンド暗号化されたクラウドサービス、3つのアプリケーション、デスクトップとモバイル向けクライアントを1つのモノレポにまとめたものです。READMEにはアプリと監査企業が記載されていますが、セットアップ手順、価格詳細、監査結果は含まれていません。
- 商用利用できる?
- 厳しい条件付きでできます。AGPL-3.0 はネットワーク型コピーレフトのライセンスで、改変版をホスティングサービスなどとしてネットワーク越しに利用させる場合、その利用者にソースコードを同じライセンスで提供する必要があります。
- 今もメンテナンスされている?
- されています。最後のコミットは 1 日前です。
- 何の言語で書かれている?
- 主に Dart です(GitHub の言語統計による)。
回答はプロジェクトの GitHub データ(最終同期:2026年9月14日)と当サイトの分析に基づくもので、法的助言ではありません。
オープンソース詳細解説
Ente: Photos、Auth、Locker
Enteは、データをエンドツーエンド暗号化でクラウドに保存するサービスであり、このリポジトリには、そのプラットフォーム上に構築された3つのアプリケーションのコードが含まれています。Ente PhotosはApple PhotosとGoogle Photosの代替、Ente Authは非推奨となったAuthyに代わる2要素認証アプリ、Ente Lockerは重要なドキュメント、認証情報、メモを保存する場所です。READMEは各アプリが完全にオープンソースでエンドツーエンド暗号化されていると説明しています。クライアントはiOS、Android、F-Droid、Web、Linux、macOS、Windowsをカバーし、加えて多くの製品が計画されています。READMEは暗号化プロトコルの設計詳細には触れず、ソースコードと暗号化が外部監査を受けたとだけ述べています。
Ente: 1つのリポジトリにクライアントプラットフォームとサーバー
このモノレポにはクライアントアプリとサーバーの両方が含まれます。READMEはクライアントプラットフォームとしてiOS、Android、F-Droid、Web、Linux、macOS、Windowsを挙げ、サーバーがそれらを支えています。GitHubメタデータでは主要言語がDartとされています。READMEはリポジトリをクローンしてセルフホストすることもできると述べていますが、セットアップ手順や設定方法は含まれていません。各アプリのダウンロードリンクは、App Store、Google Play、F-Droid、Obtainium、デスクトップ版、Web版としてREADMEに示されています。サーバー側の技術スタック、デプロイ方法、セルフホストに必要な環境変数はREADMEに記載されていません。
Ente: Ente Photosの機能と価格
Ente PhotosはREADMEでフラッグシップ製品と説明されています。3倍のデータレプリケーション、顔検出、意味検索、プライベート共有、共同アルバム、ファミリープラン、簡単なインポートとエクスポート、バックグラウンドアップロードを提供し、これらはすべてプラットフォーム横断でエンドツーエンド暗号化されています。有料サービスですが、10GBの無料ストレージがあります。READMEは具体的な価格を示しておらず、どのプラットフォームがどの機能をサポートするかも指定していません。ダウンロードバッジはApp Store、Google Play、F-Droid、Obtainium、デスクトップ版、Web版を指しています。セルフホストもREADMEで言及されていますが、具体的な手順やシステム要件はありません。
Ente: Ente AuthとEnte Locker
Ente Authは無料の2要素認証アプリで、READMEによると、Photosの開発中にオープンソースでエンドツーエンド暗号化された認証アプリが存在しなかったため作られました。Authyの代替として説明され、今後も無料であり続けるとしています。Ente Lockerは重要なドキュメント、認証情報、メモを保護し、プライベート共有と緊急アクセスをサポートし、iOSとAndroidで利用できます。Lockerは最大100アイテムまで無料で、Ente Photosの購読者は最大1000アイテムまで保存できます。READMEは緊急アクセスの具体的な仕組みや、何がアイテムとして数えられるかを説明していません。
Ente: 監査、脆弱性報告、コミュニティ
READMEは3つの外部監査機関を挙げています。ドイツのサイバーセキュリティ企業Cure53、フランスの暗号専門家Symbolic Software、インドのペネトレーションテスト企業Fallibleです。ソースコードと暗号化が監査されたと述べていますが、日付や結果は示していません。セキュリティ脆弱性は、公開issueではなくsecurity@ente.comまたはGitHubのセキュリティアドバイザリリンクから報告する必要があります。リポジトリはCONTRIBUTING.md、SUPPORT.md、コミュニティページへのリンクを提供しています。監査の範囲や結果の詳細は含まれていません。
Ente: AGPL-3.0とライセンスが触れていないこと
リポジトリのメタデータはAGPL-3.0を示し、含まれるライセンス抜粋はGNU Affero General Public License version 3です。このライセンスはソフトウェアの複製、配布、変更を許可し、ネットワークサーバーソフトウェアについて特定の要件を設けています。公開アクセス可能なサーバーで変更版を実行する場合、その変更版のソースコードをサーバーのユーザーに提供しなければなりません。抜粋はサポート、セキュリティ保証、サービスレベルについては何も述べていません。READMEの監査記述はライセンスとは別のものであり、保証条件として読むべきではありません。
Ente を検討する際は、3つの製品を同じサービスとして扱わないことが実務上の要点です。Photos は写真の保存、顔検出、意味検索、共有アルバム、バックグラウンドアップロードを備える有料サービスで、無料枠は10GBです。Auth は無料で、廃止された Authy の代替として位置付けられています。Locker は文書、認証情報、メモを扱い、iOS と Android で利用でき、無料範囲は100項目です。Photos の契約者は Locker に最大1000項目を保存できると README にあります。モノレポには iOS、Android、F-Droid、Web、Linux、macOS、Windows のクライアントとサーバーが含まれますが、各プラットフォームの機能差やセルフホストの具体的な構成は README だけでは確定できません。暗号化と外部監査の説明はありますが、鍵の復旧、アカウント停止時の手順、監査報告書の範囲は別資料で確認すべき項目です。
編集部の結論
Enteは、エンドツーエンド暗号化されたクラウドサービス、3つのアプリケーション、デスクトップとモバイル向けクライアントを1つのモノレポにまとめたものです。READMEにはアプリと監査企業が記載されていますが、セットアップ手順、価格詳細、監査結果は含まれていません。
コミュニティノート