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Vibe-Research:ローカルに置く金融リサーチ作業台と、その境界線

Vibe-Research: Your Personal Trading Research Agent · A股/美股/港股 的个人投研 Agent:每日复盘、资讯雷达、个股数据、板块中心、我的持仓、研究记录、回测。Vibe-Research 把数据和功能配齐,由你自己的 Agent 驱动投资研究。基于开源的 Codex Harness 打造。

スター 2,492フォーク 507TypeScriptMIT

ひと目でわかる

これは何?
A株・米国株・香港株の個人リサーチを、自分のサブスクリプションまたはAPIキーで回すローカルツール。Codex Harness上に金融データと研究手順を重ねる設計と、Macクライアントを一時撤回した現在の配布形態を確認する。
誰に向いている?
自分でNode.js 22.18以上とPython 3.11以上の環境を用意でき、Codex・Claude Code・WorkBuddyのいずれかのサブスクリプション、または対応APIキーをすでに持っている個人が、A株の六段階研究や証拠ファイルの残る調査をローカルで回したい場合に向く。逆に、インストール済みのアプリを配布されたい人、複数人で同じリサーチ台帳を共有したいチーム、Windows以外で動作保証を求める人には今の配布形態は合わない。
商用利用できる?
できます。MIT は寛容なライセンスで、著作権表示とライセンス表示を残せば、使用・改変・販売が可能です。
今もメンテナンスされている?
されています。最後のコミットは 4 日前です。
何の言語で書かれている?
主に TypeScript です(GitHub の言語統計による)。

回答はプロジェクトの GitHub データ(最終同期:2026年9月15日)と当サイトの分析に基づくもので、法的助言ではありません。

オープンソース詳細解説

チャット画面のまま証拠を残す、という設計判断

多くの個人向けリサーチツールは、質問を投げれば答えが返る画面をゴールにする。Vibe-Researchはそこを出発点に置き、答えの側にファイルを残す。六段階研究を走らせると、report.md のほかに evidence.json、calculations.json、conflicts.json、manifest.json、viewer.html が生成される。evidence.json は各項目に来源・資料期・原文引用を保持し、calculations.json は派生した数値の入力・関数・計算DAGを記録する。READMEの表現を借りれば「研究結果は一段无法复核的文字」ではない、という立場だ。

ここで効くのは、数値が合わなかったときにどの段階へ戻るかが決まる点である。元データの出所が違うのか、計算式が違うのか、それとも解釈の段で食い違ったのか。conflicts.json が跨来源の衝突を黙って捨てない設計になっているため、判断を保留した箇所がそのまま残る。個人が銘柄を追うとき、記憶ではなくファイルで前回の判断を再開できるかどうかは、地味だが効く差になる。

Agentは既定でオフ、左上のスイッチが全画面に効く

READMEが繰り返し述べるのは、通常のチャットとAgentモードが別物だという点である。既定は普通对话モードで、履歴は残るがツールは呼ばれない。左上の「开启Agent」を入れると、ローカルのデータ取得・計算・研究ツールが使えるようになり、六段階研究や多空辩论、Agent回测が動く。設定ページのスイッチと左上のスイッチは同期し、全画面に反映される。

この分離は、トークン消費と待ち時間の両方を抑える狙いだと読める。翻訳や軽い言い回しの確認に毎回ツールを起動するのは無駄で、逆に銘柄の財務を確認したいときに素のチャットでは足りない。ただしモードの違いは結果の残り方にも出る。Agentモードは進捗・証拠チェーン・レポート・失敗状態を保持し、普通对话モードはAgentのタスク記憶を残さない。同じ画面で会話しているつもりでも、後から振り返れるかどうかが切り替わっている。

サブスクリプションをそのまま使う場合の配線

接続は「接入AI」から行う。すでにログイン済みのCodex、Claude Code、WorkBuddy(CodeBuddy)は、対応する入口を押してテストし、保存する。Codexサブスクリプションの場合、READMEの手順は「登录 Codex」を押し、自動で開くOpenAI公式ページで認可を済ませ、画面がログイン結果を認識したら「测试并保存」を押す流れになっている。

実行時の中身は来源ごとに違う。CodexはOpenAI Codex Harnessが受け持ち、Claude.aiのサブスクリプションはローカルのClaude Code Agentが、WorkBuddy / CodeBuddyはTencent公式のCodeBuddy Code CLIが担う。Vibe Researchはその上に金融データ、研究SOP、決定的計算、証拠検証、合规边界を重ねる層として位置づけられている。

注意したいのは、研究段階ではこれら実行環境の内蔵ツールを閉じ、Vibe Researchの5つの制御されたMCPツールだけを開くという記述だ。勝手にCodexへ差し替わることはない、とREADMEは明言する。Qwen CodeとDeepSeek CLIは現時点でそれぞれのAPIキーが必要で、API接入側に分類されている。

scripts/setup と scripts/start が前提にするもの

配布形態はソースとローカルブラウザの作業台である。macOS・Windows・Linuxのいずれも同じ流れで、git clone のあと scripts\setup-windows.cmd と scripts\start.cmd(Windows)、または scripts/setup と scripts/start(macOS / Linux)を実行する。setupは .venv を作り、本製品同梱のAgentエンジンとNode/Python依存を入れ、製品専用ディレクトリを初期化して検体を走らせる。startはインストール状態とポートを確認し、両端を起動してからブラウザで http://127.0.0.1:5930 を開く。グローバルなCodexのインストールは不要で、ターミナルを2枚開く必要もないと説明されている。

環境要件ははっきりしている。Node.jsは22.18以上(24 LTS推奨)、Pythonは3.11以上(3.12が検証済み)、Windows 11・macOS・Linuxのいずれかで、Windowsはネイティブ動作でWSLを要求しない。エンジンはCodex Harnessが依存として入り、開発ブランチでは0.153.4に固定され、ローカルで検証済みと記されている。

見落としやすいのはNodeのビルド種別だ。node -p process.features.typescript が strip か transform を返す必要があり、一部のLinuxディストリビューションが配布するNodeはこの機能を無効にしてビルドされているため、起動やテストで ERR_UNKNOWN_FILE_EXTENSION ".ts" や ERR_NO_TYPESCRIPT が出る。npm test の前にも同じ検査が走る。ディストリビューションのパッケージではなく公式ビルドへ替えるのが先になる。

Macクライアント撤回が意味するもの

現在のソース版はv1.2.0で、公開済みのv1.1.0を土台にしている。v1.1.0には多模型订阅接入とMac客户端が含まれていたが、v1.2.0ではMacクライアントを一時的に外し、ソースとローカルブラウザの作業台だけを維持する。理由としてREADMEが挙げるのは、利用者自身のAgentで改造しやすくするためである。新しいインストールパッケージは提供されず、GitHub上のv1.1.0 Releaseと過去のインストーラは履歴として残る。

ここは採用判断の分かれ目になる。手元に配布物を入れて終わりにしたい人にとって、v1.2.0は後退に見える。逆に、desktop/ 配下のフロントを自分で書き換えたい人には、Macの殻が消えたぶん構成が読みやすくなっている。READMEは desktop/ がブラウザフロントのディレクトリでありMacクライアントではないと明記し、コード変更後は開発とテストの節に従うよう求めている。

データの扱いにも注意書きがある。旧Macクライアントのデータはソース作業領域へ自動移行されない。~/.vibe-research-desktop は削除もコミットもせず、そのまま残すよう指示されている。ソース副本をすでに持っている場合は、自分のデータをバックアップしてからコードを更新し、setupを実行する。再クローンは不要とされている。

取得できないデータを推測で埋めないという制約

研究の途中で重要なデータが取れなかった場合、状態は incomplete または failed になり、古い値や推測で穴を埋めない。READMEはこの挙動を明示的な設計として書いている。金融データを扱う道具としては妥当だが、実務では「欠けたまま進む」判断を人間が下すことになる。

実行の中断まわりも正直に書かれている。研究中に中止を要求でき、ページを再読み込みしても状態を確認でき、完了済みの段階は残る。ただし要求を出した時点でバックグラウンドが止まったわけではなく、画面は停止要求・停止確認・確認できない失敗状態を区別する。つまり「止めたつもり」で走り続ける可能性があることを、UIが前提にしている。

持仓の取り込みも同様に慎重だ。画像や表から下書きを生成するだけで、台帳への自動書き込みはしない。選んだ画像や表の内容は現在のAI来源へ送信されるため、不要な機微情報は送信前に除くよう求められている。転写の一時ファイルは成功・失敗・取消のいずれでも清理されるが、これはローカルの一時ファイルの話であり、モデル提供者が受け取った内容を削除したことにはならない。ここはREADME自身が線を引いている。

Codex Harnessを土台にする場合と、そうでない場合

比較対象として素直なのは、Codex Harnessを直接使う構成だ。Harnessはエージェントの実行基盤であり、金融データの取得経路や研究の段取りは自分で用意することになる。Vibe-Researchはその上に、每日复盘、资讯雷达、产业信号、板块中心、个股研究、我的研报、回测、多空辩论といったモジュールと、六段階研究の段取り、証拠ファイルの出力形式を載せている。差は「エージェントを動かす」か「リサーチの型と出力先が最初から決まっているか」にある。

もう一つの軸は実行環境の選択肢だ。Codexだけでなく、Claude CodeとWorkBuddy / CodeBuddyのサブスクリプション、およびAPIキー経由のモデルを選べる。研究段階で内蔵ツールを閉じ、5つのMCPツールに絞る挙動は、来源を問わず同じ統制をかけるための仕掛けだと読める。

ただし、この統制はVibe Research側の記述であって、外部ツールの挙動を検証したものではない。READMEは「不会暗中换成 Codex」と書くが、これは実装者の主張である。サブスクリプションの普通对话は対応クライアントの起動を必要とし、固定の応答時間は約束されていない。ここは自分で確かめるしかない領域だ。

導入前に潰しておくべき3点

第一に、Nodeのビルド種別。node -p process.features.typescript を実行し、strip か transform が返ることを確認する。返らない場合は公式ビルドへ切り替える。ERR_UNKNOWN_FILE_EXTENSION ".ts" は環境の問題であって、コードの問題ではない。

第二に、scripts/setup の検体が通るか。ここで .venv とNode/Python依存、製品専用ディレクトリの初期化、Agentエンジンの導入がまとめて処理される。通れば scripts/start でAPIとUIが同時に立ち上がり、http://127.0.0.1:5930 が開く。

第三に、旧Macクライアントのデータ。~/.vibe-research-desktop が残っているなら、自動移行はされない前提で扱う。削除もコミットもしない。

ライセンスはMITで、リポジトリのLICENSEに従う。ソースを改変して自分のAgentに組み込むことは想定された使い方だが、同梱のAgentエンジンやサブスクリプション経由で利用する各サービスの条件は別に確認が必要になる。ここは法的助言ではなく、確認先の話として書いておく。

保守の観点では、CHANGELOGとリリースノートを追う価値がある。v1.0.4ではグローバルなMCP設定があると会話と「测试并保存」がすべて失敗する問題(#44)が修正され、v1.0.3では資料召回の意図判定、接続プローブが /chat を借用しないこと、Nodeランタイム要件の記述が修正されている。いずれも接続まわりの実害が出た箇所で、この層が活発に動いていることを示す。ソース版を追うなら、コード更新前に自分のデータをバックアップし、setupを再実行する流れが前提になる。

編集部の結論

自分でNode.js 22.18以上とPython 3.11以上の環境を用意でき、Codex・Claude Code・WorkBuddyのいずれかのサブスクリプション、または対応APIキーをすでに持っている個人が、A株の六段階研究や証拠ファイルの残る調査をローカルで回したい場合に向く。逆に、インストール済みのアプリを配布されたい人、複数人で同じリサーチ台帳を共有したいチーム、Windows以外で動作保証を求める人には今の配布形態は合わない。最初に確認すべきは、node -p process.features.typescript が strip か transform を返すか、scripts/setup の検体が通るか、そして ~/.vibe-research-desktop に旧Macクライアントのデータが残っていないかの3点。ここが通れば、あとは左上の「开启Agent」を必要なときだけ入れる運用に落ち着く。

公式情報源

  1. License: MIT
  2. Project website
  3. README
  4. Releases
  5. simonlin1212/Vibe-Research on GitHub
コミュニティノート

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